東京 賃貸で気分を変えよう!
セメント100に対して水を加えているという意味だ。
水を加えれば加えるほどコンクリートは柔らかくなるから、現場での型枠への流し込み作業が楽になる。
ミキサー車からホースで流し込まれるコンクリートが、基礎にあらかじめ配された鉄筋の合間を縫うようにしてムラなく広がるようにしたいわけだ。
この際、お好み焼きをイメージしてもらえばわかりやすいのだが、粉と卵の黄味だけを混ぜて生地を作ると、鉄板の上でこんもりと固まってしまう。
なめらかにするには出汁を混ぜる。
それを30%以下にすれば、耐久性が飛躍的に上がり、100年はもっといわれる。
コンクリートは強アルカリ性で鉄筋は弱酸性。
このバランスが鉄筋コンクリートの強さの秘密なのだが、コンクリートのほうは施工後一貫して中性化していくから、その過程で、あらかじめ加えられた水分が多ければ多いほど、鉄の酸化を早めてしまう。
つまり、鉄筋がコンクリートの内部で錆びてしまうわけだ。
我が家の工事では、加える水分が少ないぶん、放っておけば施工性が悪くなる。
そこで、コンクリートのなめらかな広がりを確保するために「流動化剤」が使われた。
ちょうどお好み焼きに使う卵の白味のようなものだ。
手法は、まだの住宅には珍しい「外断熱」だ。
内側の壁の外側に断熱材を入れ、外側の壁との間に通気層を設ける。
上にジャケットを着ている格大工さんの手間からすると、外壁、通気層、今結露対策に「外断熱」を採用した理我が家の断熱手法は、外壁を二重に作って、内側の壁の外側に断熱材を入れ、Yシャシの上にジャケットを着ている格好だ。
士断熱材と内壁と、工事を3回することになるから、やっかいだ。
「外断熱」で壁の間に通気層を設けるメリットは、冬に外壁の内側で露点(水蒸気が水滴になる温度)を超えて結露しても、通気層の空気流によって掃気されるから、カビが発生する心配が少ない。
さらに、夏場には、外壁の表面温度が日射によって釦度を超えることがあっても、この二重の壁と通気層の効果によって、室内の壁の表面温度は室内空気温度を超えることがないという。
しかし、この方法をとると壁が二重になるので、通常より約5〜6mほど壁が厚くなる。
そのぶん敷地に多少の余裕を必要とする。
だから、限られた敷地ギリギリに部屋の広ざを追求した住宅を建てる場合には、適さないかもしれない。
また、最近流行の「高気密・高断熱住宅」を建てる場合、木材や断熱材のすき間をテープでとめる気密工事の精度もおおいに結露対策と関係する。
建築中の我が家の現場作業を眺めたとき、大工さんが、断熱材をとめる釘の頭にも、一つひとつ四角いシールで空気が入らないように目止めしていた。
外科医が看護婦さんのように患者に自ら紳創膏をテーピングしている様子を祐桃とさせて、頼もしいかぎりだったことを思い出す。
言葉でいうのは簡単だが、これがどうして難しい。
まず、完成してから新築の家に友人を招いたとしても、誰もそのことを誉めてはくれない。
実際、玄関の造作やインテリアやドーンとかまえた床の間のように、鑑賞できないのだから仕方ない。
また、n年、加年、あるいは別年、100年経たなければ投資効果があったかどうか確かめるすべはない。
自分が生きているかどうかだって怪しいくらい先の話だ。
だから、どうしてもチェックがおざなりになるし、多少技術的な知識がないと施工会社にも聞きにくい。
「壁が腐らないように結露対策を万全にしてほしい」または「どんなに見栄えよく建てても、壁の内部で結露したらカビが繁殖しちゃうでしよ…・」「家全体の気密性を高めてほしい」または「断熱材を固定している釘の釘穴から湿気や空気が漏れてゆくことはないんですか?」「耐久性のある基礎を作ってほしい」または「コンクリートの寿命の問題にも関心があるんですが…」だったら、「私は長期的な建物の耐久性も気にしているから、心して取り組んでほしい」という意志表示のためにも、次の5点くらいは片言でいいからしゃべれるようになっておきたい。
大丈夫。
かくいう私だって最初はズブの素人で、TさんやS社長から教わりながら、やっと片言が話せるようになったのだから。
意味がわからなくても丸暗記して言ってみるか、このページをコピーして、逆に、相手にやさしい言葉で解説してもらいたいと迫ることもできるだろう。
1階、2階の上下バランスについて「「土台しっかり屋根軽く」で、どっしりとした家にしてほしい」または「起き上がりこぼしのような下半身バランスなら暴風や地震などの天災にも強いんでしよ」ねじれに強い家かどうか(これは上級。
指摘したら業者は必ず恐れ入る)「総合的な強度を強くするために、重心(建物の重さの中心)と剛心(建物の強さの中心)をなるべく一致させたいんですが…」いずれにせよ、あなたの建てる建築物は、それがどんなに小さな家でも、その地域の街並みの美観や環境や隣人の人生、あるときは生態系にも影響を与える地域としての資産になる。
大げさにいえば、ニッポンという国を形づくる資産のカヶラだ。
だから、100年単位のまなざしで、子どもたちの未来に残していくものだと、私は考える。
我が子への個人的相続のことをいっているのではない。
あなたの建てる家は、子どもたちの世代の生活観やライフスタイルに強力なインパクトをおよぼす文化遺産になる、という意味だ。
そう、家は文化を伝える装置だから。
ならば、基礎や足腰をしっかりさせないと、子どもたちの未来まで揺らいでしまう。
子どもだけではなく大人も含めて、現代人は人生の実感を獲得する大事な生の現場からかけ離れていく傾向がある。
「子どものための大工さん教室」今家づくりは家族全員のイベントだや昔はどこに行っても建築現場があったし、いまのようにネットで目隠しをして、中で何をやっているんだかわからないというようなこともなかった。
錆びた一寸釘はそこらじゅうに落ちていたから、転んでケガをすることもあったが、釘差し遊びの道具には困らなかった。
小学校でもクラスに一人くらいは大工のせがれがいて、家に遊びに行ったりすると、やけに道具がまぶしくて「かっこいいなあ」と素直に思えた。
でも、子どもたちは、いつのまにやら「家づくり」の現場から引き離されてしまった。
実はいまも現場が少ないわけではないのだが、ツーバイフォーエ法に典型的なように、1日で基本的な部分が組み上がってしまうから、大工さんの見せ場を見学している暇がない。
あとは各社のマークが大きく印字されたネットの中での作業で、大工さんの仕事はよく見えない。
だから、「家づくり」というせっかくの一大イベントが、家族を結びつける紳にならない。
子どもたちにとっては、ダイニングと子ども室の関係を設計する段階での母の悩みや、ローンの手続きで走りまわった父の苦労はわからない。
引き渡された新築の家は、突然現れた赤ん坊や、突然いなくなるおじいちゃんと一緒で、突然出来上がったRちゃんハウスの大きいの感覚になってしまう。
私には、それがいやだった。
子どもたちがどんなに幼くても、どこかでこのイベントに参画させ、「家づくり」を実感させた赤ちゃんは病院で生まれ、いつのまにか母親に抱かれて家にやってくる。
老人が死にいたる病になれば病院に連れていかれ、知らない間にいなくなる。
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